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キーンランドC 短距離戦線で素質開花 ブラックバースピンが北の大地で大暴れ

 今週の札幌競馬のメーンはサマースプリントシリーズの第4弾「第2回キーンランドC」(JpnIII 芝1200m 26日)。注目は今夏を迎えて重賞で(1)(3)着と頭角を現してきたブラックバースピン。JRAのCMにも起用されている“イケメン君”が、北の大地で大暴れをもくろむ。
 中間、ゴタゴタ(インフルエンザ感染問題)こそあったものの、ブラックバースピンはサマースプリントチャンピオンに向け、黙々と調整を続けている。
 前走・函館SSは当週の日曜日に実質的な追い切りを消化していたが、今回は「軽めの指示」(平塚助手)ということで19日はWコースをサラっと流す程度。5F標の前後で見せていた口向きの悪さも、「この馬は掛かるのが調子の良し悪しを計るバロメーターだから、調教で掛かってきたことはいいこと。状態は上向き」と平塚助手は前向きにとらえている。
 昨秋以後はいったんスランプに陥った。外国産馬ということで、“早熟”のレッテルを貼られかけたが、手塚師は「まだまだ伸びる余地はある」と言い続けてきた。試行錯誤の末、その真価はスプリント路線で発揮されることになった。電撃戦を使われてからは重賞で(1)(3)着。結果的に師の言葉は的確だったといえる。
 3着に敗れた函館SSにしても、平塚助手は「内の馬場が異様に伸びるなかで、ウチの馬も外から最後まで伸びているからね。しょうがないでしょう」と馬場の差と分析。逆に「ずっとチップでやりたいから函館にいるんだけど、順調すぎるくらいの調整だね。これなら力を出せる仕上がりに持っていける。今週はぜひ出走させたい」と力が入る。
 夏の短距離王君臨へ、立ちはだかる敵は数多くいるが、一番の難敵は2週連続開催中止の報(しら)せかもしれない。

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