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創作の巨大妖怪が実在した!? 花やしき上空に浮かんだ影の正体は“がしゃどくろ”か

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画像はイメージです。

 浅草花やしきで8月1日より定期的に行われているナイト営業。ここでは山口敏太郎事務所も夏場ならではのホラーイベント『幽霊クールビズ』を開催、豪華ゲストと共に来場したお客様を時に楽しませ、時に背筋をゾゾ〜っとさせている。

 こちらの画像は、そんなホラーイベントが行われている敷地内のビルから撮影されたものだ。この場所は浅草寺の五重塔と東京スカイツリーという下町の新旧ランドマークを同時に眺めることが出来るというデートコースにもピッタリな夜景の穴場でもあるのだが…。

 暗い夜空をよく見て欲しい。空に被るようにして、人の頭蓋骨の一部にも思える白い影がぼんやりと映っているのだ。五重塔の上空あたりに浮かんでいる部分は大きく開かれた顎のように見え、スカイツリーの左上空には眼窩に似た暗い穴が空いているように思える。その姿はさながら巨大な骸骨のように見える。

 巨大な骸骨の妖怪として有名なものが『がしゃどくろ』。一説には戦死者やのたれ死んだ者達の怨念が集まって巨大な骸骨の姿をとるよう になったもので、体中の骨や大きな顎をがしゃがしゃ言わせながら襲いかかってくるとされている。しかし、この妖怪は浮世絵を参考に子供用の妖怪図鑑を著した齋藤守弘氏による創作であったことが判明している。山口敏太郎は直接彼に取材して、本人から創作であるという証言を得ている。

 なお、がしゃどくろはアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』(2007年版)にも登場している。かつて処刑場だった場所に祠を壊してビルを建てた人間に復讐するために、がしゃどくろが現れる…という設定であったのが、偶然にもスカイツリーからほど近い場所にかつて江戸三大処刑場といわれた小塚原刑場がある。

 もちろん小塚原刑場の祠が壊されたという事実はないものの、妙に創作とリンクしている一枚である。
(山口敏太郎事務所)

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