ラッセルがケイティの中に自分とマッチする部分を発見して、そんな彼女の『姐御肌』の性格に惚れたのだとケイティは語る。「彼は良くも悪くも過激的な人間ね。私はいつも自分より強い人が必要だったの。私がすでに強い象みたいな女じゃない。極力控えめに言ってるつもりなんだけど…喧嘩になっても向こうは私が両手を挙げて『あなたの勝ちよ』なんて言わない事は承知の上でしょ。『やってやろうじゃないの、さあ話をしましょう、それともプロレスでもやりましょうか?ラッセル』ってね」
またケイティは、自分自身とラッセルがものすごく『ディーヴァ』であるため、最高のカップルだと信じているそうだ。しかし同時にケイティは、一緒に住むことになるとお互いのあまりに大きなエゴに耐えられるのかを心配している。
「ある晩、打ち合わせをしていた彼を迎えにいたの。その時の私はスポーツジム帰りの格好だったわけ。ミーティングルームに入っていたら、ラッセルは自分のスタイリスト、仕立て屋、PRの人、ヘアカットとメイクアップと一緒にいたの。『どうしよう、まるで女の私が男のあなたのようにこんな恰好で、男のあなたは女の私のように着飾ってるみたいね』、2人の『ディーヴァ』が同じ屋根の下に…まるで起きてはならない原子の核分裂みたいじゃないの」