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飽くなきチャレンジャー 山口竜一騎手に迫る

 いぶし銀の存在感で人気を誇る“ヤマリュウ”が新たな夢を探している。
 現在、南関東で期間限定騎乗中の山口竜一騎手(船橋・林正人厩舎)は、宇都宮競馬の廃止に伴い2005年にホッカイドウ競馬へ移籍。移籍2年目にインパーフェクトでラベンダー賞(JRA 芝1200m)を勝利し、「地方馬でJRAのレースに勝つ。JRAの芝戦で勝つ」という長年の夢をすべて実現した。
 07年は「量より質の年。いい馬と出会い、いい経験ができた」。マサノミネルバやディラクエとのコンビでダートグレードを制し、成績を見れば文句のない一年だった。だが、「実は夢が全部かなった後はモチベーションが少し下がっている状態。今年は情熱探し」と明かした。

 北海道では「人生で一番、一生分働いてる」というほど生活が激変。宇都宮ではトップクラスでも北海道では新参者だ。それでも、辛酸をなめる日々をファンが支えてくれた。
 「道営のホームページに応援の書き込みがあったりして、その気持ちに応えたかった。宇都宮時代は自分だけ見ていたけど、騎手として改めて気づくことがいっぱいあった」
 支えを糧に北の大地で躍動。3シーズンを全速力で駆け抜けてきただけに、次の夢が見つかるまでには少し時間がかかるかもしれないが、情熱探しのフットワークは軽い。
 「南関東で騎乗したいとずっと思っていたのが実現したし、今年は北海道が終わった後、シンガポールに行きたいと思っている。JRA受験も考えているし、安藤勝騎手とか岩田康騎手とかと同等に乗れるようになりたいね」
 限定騎乗終了翌日に44歳を迎える。「中年の夢」は無限の可能性を秘めている。

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