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キャバクラ悪循環から脱し成功を目指す 他人の話を聞け! 引き立て役のサポーター男から脱出

 接客中だったキャバ嬢が別の席についた途端、打って変わって楽しそうにしている。
 「なんだよ、結構しゃべれる子じゃん。なんでオレといる時はブスッとしてるんだ」
 気分が悪く今ついている子とも盛り上がらない。もっとマシな子がいる店を探し、箱を替えるがやっぱり同じ…。

 アナタは接客しづらい客になっている可能性が高い。
 「この人、何が楽しくてキャバクラに来ているのだろう」
 とキャバ嬢に思われている。原因は、話しかけても乗って来ないのでキャッチボールが成り立たず、やがて提供する話題にも事欠く。沈黙が続く。そんな時、別の席につくとあら不思議、その客が3割増で良く思え、5割増で楽しい時間に感じられ、盛り上がる。アナタのおかげで他の客が引き立つ。これは立派なボランティア活動といえるだろう。
 「金を払ってるんだから、黙ってても楽しい時間を提供するのが、お前らの仕事だろう」
 そう思っていないか。そこにサポーター男の悪循環がある。ではどう脱出するか。盛り上がらないのは話題に広がりがないから。話題が広がらないのは、切り返せないから。切り返せないのは、人の話を聞いていないから。とにかく相手の話を「聞く」。そこに次の展開が必ずある。具体的には、相手の質問に対して答えた後、同じ質問を相手に返すという会話のテクニックもある。これも「聞く」だ。これをやるだけで、呆気ないほど話は盛り上がり、場の空気が動きだす。
 サポーター男から脱出するには、とにかく「聞く」こと。

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