2004年から始まったハッスルが、5年目の節目を迎えて大地殻変動を起こしそうだ。
不穏な空気を漂わせていたボノとボブ・サップがこの日、ついに仲違い。反抗期を迎えたボノは母親インリン様とも大ゲンカ。アン・ジョー司令長官を加えたトリオで対戦した坂田&HG&RGとの試合ではRGに3カウントを献上。インリン様を「クソババア」と罵倒し、高田総統を「バカ田総統」呼ばわりしてM軍離脱を表明。そのまま会場を後にして家出した。
また、M軍残留査定マッチとして行われたバボ&レネ・ボナパルトVSTAJIRI&KUSHIDAではバボがレネ・バボナパルトとして奮闘するもKUSHIDAに敗北し、アン司令長官から「M軍見習い」降格を言い渡され、M軍残留の崖っぷちに。キンターマン&クロダーマンもグレート・サスケ&バンザイ・チエとの査定戦に敗れM軍を追い出された。
バボのM軍追放も時間の問題。となれば、ボノ、バボ、キンターマン&クロダーマンがH軍に加入するのはもはや決定的といえる。一方でこの日、H軍の坂田が腰の椎間板ヘルニア手術で戦線離脱し、2月シリーズを完全欠場することが発表された。さらには「ハッスル・オーディション2008」の開催も決定し、軍団再編成が進みそうだ。
リング上の変革に加え、イベントの在り方も変ぼうする。HEの山口代表は年間スケジュールを発表し、5月に名古屋でのハッスル・エイド、10月に横浜でのハッスル・マニアの開催。さらには大みそか、もしくは来年正月三が日でのハッスル祭り開催を明言した。
また、これまでハッスル・ナンバーシリーズとハッスル・ハウスに別れていた形態を4月からは統合し、新たなシリーズとして展開していく構想も明らかにした。
そして、8月にはサプライズイベントの開催も予告。山口代表は「野外の会場で、今までプロレスをやったことのない、アッと驚くような場所でやりたい。エンターテインメント業界で話題になることをしたい」と新たな挑戦への思いを口にした。無人島など海外を含む会場でイベント開催を目指していく考えだ。
「今年新たなブームを起こしたい」。リング内外で大きな変革を迎えようとしているハッスルは2008年、さらなる進化を遂げようとしている。