この日、番組では男性の育児休暇の実態が取り上げられた。「働き方改革」で男性社員の育児休暇を推進する動きは高まっているものの、実際には男性の育児休暇取得率は6%台だといい、スタジオでは男性の育児休暇取得率を上げるべきだという議論がなされた。
また、男性の育児休暇取得期間の構成比は、5日未満が約57%でもっとも多く、5日〜2週間未満が約18%、1か月〜3か月未満が約12%であることも取り上げられ、「妻が出産した翌日から5日間の育児休暇を取得したものの、終了後、『5日間という期間限定でサポートされるより、多少給料が下がっても時短を申請して日々の家事育児を手伝ってほしい』と言われてしまった」という視聴者の意見が取り上げられた。
これに、出演していたママタレの安田美沙子は「時短が本当は理想だなって思いますね」と同意。同じくママタレの千秋も「たったの5日だったらほぼ何も分かってない。夏休みみたいな感じ。でも、男の人は『育休取った』って思うし、会社も『育休取らした』ってなるけど、女の人からしたらそのあと1年のうち360日は女の人が(子育て)やってるから、遊びみたいなもの」とコメント。さらに、「それ(育休)が半年、1年とかってなると、その分経済的に女の人が頑張らなきゃいけなくなるから、男の人にバーッて働かせて(自分は)家庭を守るって覚悟を決めるか、2人でちょっとずつ働くか、その家庭によってテーマを最初に決めたほうがいい」と育休事情はその家庭によって異なると話していた。
この特集に視聴者からは、「確かに育休より早く帰ってきてほしい」「育休より時短。すっごい分かる。18時には家にいてほしい」「変則的な勤務の方が自由があっていいよね」といった声が集まっていた。
「カネカの元社員の妻がツイッターで、夫が育休取得直後に転勤を命じられて、有給も取らせてもらえず退職に追い込まれたことを告発したことをきっかけに、改めて男性の育児休暇取得問題が注目されていますが、現実には長い育児休暇を取得してしまうと給料が下がってしまうというリスクも。実際には限られた期間の育児休暇ではなく、毎日定時に帰ってくることを求めている女性が多いようです」(芸能ライター)
子どもを生んだばかりの妻たちが本当に求めているのは、単なる育休の取得ではなく、夫が子育てに参加する“日常”なのかもしれない――。