現在、YouTuber芸人としてネット上では密かに人気を集めており、「喋らないと死んでしまう」と称される程のマシンガントークを武器にしている“とにかく喋る芸人”。一体どのような人物で、どのぐらいYouTubeで稼いでいるのか…リアルライブ編集部はエッグ矢沢を直撃した。
エッグ矢沢は2009年に吉本興業が運営するお笑い養成所のNSCに東京15期生として入学。同期にはデニス、西村ヒロチョ、横澤夏子、ニューヨーク、マテンロウ、鬼越トマホークなど、なかなかの逸材が揃っている。2010年3月にNSCを卒業し、5月にプロの芸人として活動をスタートさせたが、プロデビュー2か月でなんと、TBS「クイズ☆タレント名鑑」にレギュラー出演。同番組は2010年8月〜2012年3月までレギュラー放送され、人気を博したクイズ番組で、エッグ矢沢は「情報原人チャンス」というコーナーのレギュラーに抜擢された。エッグ矢沢を都内の某マンションの一室に隔離し、一切の情報を遮断。過酷な環境の中で、エッグ矢沢が最新の芸能クイズに見事正解すれば、スタジオの優勝チームに賞金100万円が贈られるというコーナーだった。
矢沢は「レギュラーが決まった時、正直売れたなと思いましたね。オリエンタルラジオさんみたいに人気が爆発するなって…」と最初はかなり期待していたが、実際にコーナーがスタートすると心境は一変。「携帯電話もテレビも何もない。人とも喋られない。お弁当だけが毎日届くっていう地獄の生活で、一週間で気が狂って…」と壮絶な隔離生活を明かし、「それでスタッフと毎日喧嘩になって、部屋から出してくれって。大喧嘩の結果、3か月1クールで終わりになりまして…」と明かした。しかし、さらに悲劇は続く。「そこから一切仕事もなくなり、事務所からも信頼がなくなり、テレビ局からも信頼がなくなり…。悪い噂が流れて、仕事がなくなった」と激白した。
NSC時代にはデニスの松下宣夫らとトリオを組んで芸を磨いていたが、解散してしまったという。「僕とデニスの松下ともう一人で“バレンタイン”っていうトリオで活動していたんですけど、結局解散してしまいました。誰と組んでも上手く行かなかったんで、結局独りでネタを作って。そしたら案外、独りでやった方がウケたんですよ。そっちの方が気持ち良くなっちゃって…」とピン転身のきっかけを語った。
「タレント名鑑」以降、3年間ほど一切の仕事がなくなったエッグ矢沢。それからは、カラテカの入江慎也などの先輩芸人と交遊を持つようになり、入江経由で大先輩である今田耕司や宮川大輔らと食事することもあったという。そんな生活が1、2年続いた後、矢沢はYouTuber芸人として活動をスタートさせる。
「芸歴4年目ぐらいからYouTubeを始めたんですけど、正直最初はYouTubeやりたくなくて。他の芸人から見たら、『芸人がYouTube? 逃げてるじゃん』。みたいに思われていたので…」と語ったが、なんだかんだで2年半継続し、今ではチャンネル登録者数も4万3000を超えている。
「芸人自体がネットで嫌われている。普通の芸人じゃない所を見せなきゃいけないと思ったので、めちゃくちゃオラオラ系でDQNな感じでやろうと。ボクシングジムへ道場破りしたり、中学生とガチンコで卓球対決したり」と動画の内容を説明した。エッグ矢沢のチャンネルを視聴してファンになる人も多く、「単独ライブを開催すれば、100人ぐらいの会場は満員にはなりますし、僕は2月30日誕生日だったんですけど、プレゼントも沢山もらいました」と嬉しそうだった。
さらに「僕のYouTubeは男性向けなので、視聴者層の割合で言えば男性が90%で女性が10%ぐらい。でも、プレゼント送ってきてくれたのは、女性の方もいて、こんな僕でも好きって言ってくれる女性が現れるんですよね。地方からわざわざ僕のライブに来てくれたり…、本当にありがたいです」とファンに感謝した。
そこで気になるのはYouTubeでの稼ぎ。パチンコ・パチスロ情報アプリ「パチロボ」などで視聴できる特別動画「ブラマヨ吉田のガケっぱち!!」(2月29日配信)では、YouTubeだけで生計が成り立っていると明かしていたが…。「だいたい去年は100万円ぐらいの収入ありました。独り暮らしだと厳しいですが、実家に住んでいるので生活が出来る。バイトは一切してないです。月々の平均を考えると、だいたい8万円ぐらいで生活しています」と告白。さらに驚きの告白も! 「僕のYouTubeを見てくれた人の中で、僕を気に入ってくれた社長さんの人も多くて、その社長さん達が、台湾、マカオ、シンガーポールなどに海外旅行へ連れてってくれるんですよ」と満面の笑みを浮かべた。
5年ぶりに出場した2016年「R-1ぐらんぷり」では一回戦で敗退したが、YouTubeでの活動は順調。今後の目標については「海外進出!」と即答し、「英語が喋れれば、もっとYouTubeでのファンを獲得できるじゃないですか。英語勉強しなきゃなって事で、だから僕海外行ってるんですけど、英語圏の人達にもウケるようなことをやれば、日本でウケなくてもファンが少なくても、海外でのファンを増やせば、もっと人気者になると思うので…」と目を輝かせていた。
【パチンコ・パチスロ情報アプリ「パチロボ」】
Android https://app.adjust.com/8xuk3c
iOS https://app.adjust.com/atpexc