神奈川県警保土ケ谷署は6月21日、のぞき目的で相模鉄道の駅構内にある女子トイレの天井裏に忍び込んだとして、建造物侵入の疑いで、会社員の男(24=同県横浜市保土ケ谷区)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日午後8時55分頃、相鉄線・上星川駅(同区)の構内にある女子トイレの天井裏に侵入した疑い。
男は警察の取り調べに対し、「女子トイレをのぞく目的で天井裏に侵入した」と供述し、容疑を認めている。
同署によると、女子トイレの利用者から、「天井から物音がする」と駅員に相談があった。駅員が女子トイレと通路を挟んで隣接する多目的トイレを点検したところ、天井の点検口が開いているのを見つけて同署に通報した。
駆け付けた同署員が点検口の周辺などを捜索し、天井裏で配線されたコードの中で身を隠すようにしていた男を発見し、取り押さえた。
女子トイレと多目的トイレの天井裏はつながっており、天井裏の高さは70〜80センチだった。多目的トイレの天井の高さは2.1メートルあり、設置されていた手すりなどを使って、天井裏まで上ったとみられている。
それにしても、女子トイレをのぞくために、駅構内のトイレの天井裏に忍び込むとはとんでもない発想。そこまでの根性があるなら、仕事などに生かせばいいのに…。
(蔵元英二)