すでにコリン・ファレル主役が発表され、エヴァを含めた何人かの女優たちが、ヒロイン役をめぐってオーディションを繰り広げる。
エヴァが演じるのは、主役の建設労働者ダグラス・クエイドが火星に関するスキャンダルを解明することを手助けするメリーナ役らしいが、同時にダグラスの妻ローリー役でも検討されている。
他にもケイト・ボスワースがローリー役の本読みを行なっており、エヴァ・グリーン、ジェシカ・ビール、ポーラ・パットンらがメリーナ役獲得に向けてツバ競り合い状態といわれる。
1990年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のオリジナル作品では、主人公のダグラスが実は自分が秘密諜報員ではないかと思いだしていく設定になっているが、今回レン・ワイズマンが監督する新作は、原作のフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』に極めて近いストーリーになるとプロデューサーのニール・モリッツはコメントした。
「もっと原作に近くなります。大きな違いとしては、今回は宇宙に行かないことです。他の惑星に向かう宇宙船に乗る代わりに、違う方法で別の世界に我々を連れて行ってくれることになりますが、とても面白くなります」「これは現実世界です。過密都市となり、建物が上へ上へと建てられるようなリアルな未来の姿です」
撮影は5月15日よりカナダで開始され、公開は2012年8月3日からを予定している。