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「梅田駅」を「大阪梅田駅」に改称するワケ

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提供:週刊実話

 阪急阪神ホールディングスは、起点ターミナルである「梅田駅」を、10月から「大阪梅田駅」に改称すると発表した。

 3年前のエイプリルフールにも、「梅田」の駅名がすべて「大阪」で統一されるなんてデマが飛び交ったことがあるが、今回はデマではなさそうだ。

 JRの「大阪」と私鉄の「梅田」は、ほぼ同一エリア。「梅田」の名称は、江戸時代からの地名「埋田」に由来するもので、阪急阪神にとっては創業以来の歴史ある駅名だ。車内や駅構内のアナウンスでは、すでに「大阪梅田」が使われているが、この秋からは全面変更になるという。

 「梅田いう駅名は、JRの『大阪』と区別できるし、私鉄のこだわりみたいなもんが感じられて好きやったんですけどね。アタマに大阪がつくと、JRの駅になったみたいな感じがしますわ」(吹田市の会社員)

 地元住民からは、こんな声も聞かれるが、なぜ駅名を変更するのか。

 阪急梅田駅の駅員が言う。

 「外国の方から『この駅は大阪ですか?』という質問が増えているんです。パンフレットに〈大阪と梅田は同じ〉と書かれていても、いざとなったら不安になるそうです。外国の方以外にも、県外の旅行客の皆さんからも『混乱して分かりにくい』との御意見をいただいてましたからね」

 来年の東京五輪、2025年の大阪万博に備え、改称を決断したというのだが、インバウンド(訪日外国人旅行者)問題に不満を募らせている市民も多い。

 「駅名なんかより、外国の人が切符売り場で買い方が分からずに右往左往するのをなんとかしてほしい。急いでる時なんかイライラするわ」(茨木市のOL)

 「車内で大きな荷物を抱えて、座席を我が物顔で占領して大声で騒いでるのを見てると腹が立つ。観光路線では“外国人優先車両”を作ったらどうや」(天王寺区の男性)

 外国の観光客は金使うてくれるから勘弁したって。

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