この返り咲き人事は論功行賞的な色合いが強い。蓮舫氏は野田グループに所属し、さきの民主党代表選では野田氏の推薦人に名を連ねていた。当初、苦戦を予想されていた野田氏の出馬だったが、フタを開けてみれば、決選投票で海江田氏に逆転勝利。はからずも勝ち馬に乗った形になった蓮舫氏、その知名度から新内閣では官房長官就任もいう報道も一部にあったが、これまでとほぼ同じポジションに落ち着いた。
これに異を唱えたのが、ジャーナリストの江川紹子氏。自身のtwitterで「民主党と国民新党の女性議員には、蓮舫さんしか大臣職が務まる人はいないのだろうか」とつぶやいた(画像参照)。この声にはネット上でも賛同の声が多数だ。「二番じゃダメなんですか」など数々の“迷言”で世間を騒がせてきた蓮舫氏。ふりかえって見ると、政策面で大した結果を大臣時代に出していないことへの不満が、このような声になったとも言えるだろう。
「泥臭く頑張る首相を支えたい」と抱負を語った蓮舫氏だが、また同じことにならなければいいが。
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