まさに、競走馬版の水戸光圀公といった印象だが、そんな黄門さまが目をつけたのが、さきたま杯だ。「地方の小回りの競馬場は、スピードのあるウチの馬にとって有利だからね」と畑助手。浦和は昨秋の浦和記念(1着)以来、2度目の遠征。もちろん、ここでも栄光の蹄跡を刻む腹積もりだ。
「21日の(栗東)坂路では楽に(800メートル)52秒台が出たし、24日にもやって万全の態勢。秋にはJBCという大目標があるからね。着実に勝って賞金を加算したい」
もはや交流重賞のJpnII・IIIクラスでは敵なしの状況。“印ろう”を出すまでもなく、あっさりライバルたちを片付けそうだ。