−−タイトルはどういう意味ですか?
「ウフフ(笑)。本当は私、これをファースト写真集に付けたかったんです。ずっと私が暖めていたタイトルなんですよ」
−−「UMA」って「未確認動物」の意味ですけど。
「それは私のこと(笑)。テーマは“窮屈(きゅうくつ)”…つまり、捕まっちゃった未確認動物ってことです」
−−窮屈…?
「縛られたり、箱の中に入ったり。オープニングなんてカバンの中に入って運ばれて来るんです(笑)」
−−それって…エスパー伊東じゃ?
「そうかも(笑)」
−−でも窮屈な場所での撮影は大変だったんじゃ?
「体中にチューブを巻いて丸い桶の中に入って撮影したときは、桶が不安定でグルグル回り出すし、体の自由が利かなくなるしで大変でした」
−−ロケはどちらで?
「香港で撮影してきました。私って結構な“雨女”なんですが、今回は本領発揮です(笑)。ロケ中ずーっと雨で、ちょっと陽が差し込んだときに撮影みたいな。現地のコーディネーターが「今までこんなに降ったことがない」って謝っちゃうほど(笑)。でも、私自身は雨が多いシチュエーションって好きなのでラッキーでした」
−−街中での撮影が中心?
「はい、ウエディングドレスのレンタルショップや廃墟、ビルの屋上や金魚屋さんとか。市場で撮影したときは周りの人たちにジロジロみられちゃいました。そういえばイメージDVDなのに海が全然写ってないですね。でも、自分の中ではあまり違和感なかったです」
−−お気に入りのシーンはどこですか?
「金魚屋のところ。唯一の明るいシーンかな?」
−−逆につらかったシーンはどこですか?
「路地裏にある小さなゴミ捨て場での撮影です。雨上がりで空気が蒸してたせいか犬猫の糞尿みたいな臭いがスゴくて…意識が飛びそうになりました。でも空気が澄んでいたので、映像はキレイに撮れていたのが救いです(笑)」
−−それは大変。でも、一般的なイメージDVDとは少し印象が違いますね。
「はい。普通にイメージDVDを作るより、自分らしさを押し出そうかなって。皆さんには『こういう人間もいるんだな』というところを見て欲しいです」
−−ところで、所属するユニット「中野腐女子シスターズ」のお友達「腐男塾」がデビューしました。
「腐男塾とは今まで一緒にライブとかやってきて、彼らの頑張りを知っているだけに、とにかく絶対に売れてほしいです」
−−ユニット活動をして良かったことは?
「他のメンバーのおかげで私の違った面が引き出される点が大きいですね。私個人の活動だとファン層が偏りがちですが、ユニットだと他のメンバーのファンにも私を見て知ってもらえるし。それに音楽活動なのでグラビアだけじゃなく音楽好きからも注目してもらえます。」
−−でもグラドルとアイドルユニットの“二足のわらじ”って大変そう。
「『中野腐女子』って個々の仕事が終わってから集まったりして、部活のようなユニット活動ではありますが、メンバーはお遊びでやってません。これまでレッスンは週1回だったのに、みんなで自主的に増やしたりして。努力が実ったらいいんですが…」
−−そういえばダンスが苦手だって聞いたけど。
「はい…(苦笑)。ただ、みんなでひとつのことに向かう幸せというか達成感というか、それは何物にも代え難いです。私ってすごく性格が適当で楽観主義者なんです。でもメンバーには完璧主義者が多くて、刺激されることが多いですね。自分にないところなので勉強になります」
−−10月5日(日)に秋葉原でイベントやります。
「1日2回。正午からソフマップアミューズメント館、午後5時から石丸電気ソフト2です。ちょうど同じ日に腐男塾が大阪でイベントをやってるんですが、メンバーの緑川狂平クンが私の大ファンなので、大阪を休んで秋葉原に駆けつけてくれるかも。でも腐男塾はメジャーデビューしちゃいましたからねぇ…。前回のイベントには来てくれたんですが今回は分からないです」
−−最後に一言。
「どんなに忙しくても自分らしさをなくさないようにしたいですね。ちょっと奇妙な私ですが、みなさんに愛してもらえるようにがんばります!」
<プロフィール>
きょうもと ゆか
1986年4月6日生まれ。新潟県出身。T154、B82W56H83。A型。趣味=ペットのカメレオン「銀次」とフトアゴヒゲトカゲ「おいたん」との会話、妖精の研究。特技=見た物の配置を記憶できること。月刊まんがライフ(竹書房)で「京本有加画伯のテキトー時代」を連載中。