この日の番組では、宮根と木村の対談の様子が流されたのだが、そこで宮根が「(Koki,がデビューした日に)オヤジの背中とお母さんの背中を見せているだけというメールをもらった」と話を振ると、木村は「自分ができるのはそれしかないですからね。彼女がやってみたいっていうことは、その背中を押すしかない」と口を開く。そして、「自分がこういうこと(芸能活動)を続けられる限り、(その姿を)見せるしかないですよね」と、これまで見せたことのない、父親としての顔を覗かせた。
さらに、デビューした日の娘の様子については「なんでもなくいたので大丈夫だなと思った」と明かし、「自分たちの心配が必要なかった」と、妻である工藤静香の存在を連想させる“自分たち”という言葉を使って表現。最後は「本人の自立のサポートしか僕らはできないと思う」とまとめ、愛娘の活躍を陰ながら応援する姿勢を見せた。
これだけでも、これまでの木村のイメージに新しい色をつけるものであったが、今回のインタビューでは、さらにSMAP解散後の心境も明かすことに。宮根が「一人になって再出発、どんな感じ?」と尋ねると、「求められる良い状態で現場に赴けるのが、自分の最大の責任」「(現在の状態は)結果であり、現状であり、前進であるので、そこまで整理整頓する必要もない」と言い切っていた。
「解散騒動以降、世間は事務所を退所した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾さんの方についてしまい、木村さんはすっかり“悪者”になってしまった。最近になって、これまでNGとしていた質問ができるようになりましたが、そこには、親近感を持たせることで木村さんのイメージを回復させる狙いがあると思います」(芸能関係者)
その一方で、娘への言及もジャニーズの“忖度”ではないかと疑う声もある。
「木村さんは今や事務所の中でもそれなりの力を持っているので、ジャニーズもKoki,さんを全面的にバックアップしていくということでしょう。ただ、これまでは家族のことを明かさないところが木村さんのかっこよさでもあったので、それがどのような影響を及ぼすかは分かりません」(前出・関係者)
木村の新たなイメージ戦略は吉と出るか凶と出るか…。