木村拓哉が主演を務める本作。人気作家・雫井脩介氏の同名小説が原作だが、話題を集めているのは、メインキャストを務めている二宮和也の存在。同じジャニーズ事務所に所属していながら、これが初共演となった。
長年第一線で活動してきたふたりだが、これまで共演が実現しなかった理由には、ジャニーズ内派閥が関係しているという。
「SMAPの解散の間接的な原因となったジャニーズ内派閥。SMAPは飯島三智元マネージメント室長派閥の代表的グループ。嵐はそれに対立する藤島ジュリー景子副社長の派閥にいました。そのため、長い間SMAPのメンバーと嵐のメンバーの共演は叶いませんでした」(芸能ライター)
しかし、2016年末のSMAP解散で、嵐との共演NGのタブーは破られることとなり、翌2017年の5月に“夢の初共演”製作が発表。その後、映画撮影を経て、今年の6月17日の二宮の誕生日には、二宮がパーソナリティを務めるラジオ『BAY STORM』(bayfm)に木村の音声出演が実現した。木村は二宮に対し「ニノと共演させてもらって、すごく深い印象に残ったのが、“安心”っていう一言だったので。本当に安心させてくれる後輩の1人に、僕は捉えてます」とメッセージを送って祝福。これに二宮は歓喜し、「すごくないですか? 最終回だな、今日をもって」と興奮した様子を見せていた。
「これまでのジャニーズの鉄の掟が破られたことで、ファンの間でも喜びの声が広がっています。今後は『VS嵐』(フジテレビ系)出演や、音楽番組での木村と嵐の共演、8月から始まった木村拓哉の新たなレギュラーラジオ番組『木村拓哉 FLOW supported by GYAO!』(TOKYO FM)に嵐メンバーが出演することなどが期待されており、そう遠くないうちに実現するのではとも言われています」(前出・同)
ジャニーズファンにとっての夢の共演はまだ続くのだろうか。今後の展開にも期待したい。