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子会社にへッドハンティング殺到で狙われる日テレ秘伝の放送技術

 日テレが予期せぬ事態に大揺れになっている。テレビ朝日が、日テレ100%出資の子会社である日テレAX-ONからディレクターを年収3000万円でヘッドハンティングしたというのだ。
 「このディレクターは、日テレのスポーツ中継を担う超ヤリ手。幹部らはスポーツ演出の秘儀が漏れてしまうと頭を抱えているんです」(事情通)

 スポーツ中継では他局の追随を許さない日テレにとって、カメラアングルやカット割りなどは“秘伝中の秘伝”とまでされてきたという。
 「他局からしてみれば喉から手が出るほど欲しいスポーツ中継術を、このディレクターは持っている。日テレの技術がいかに凄いかは、NHKやフジ、テレ朝の新人ディレクターが日テレの野球中継やマラソンなどの番組を見ながらカメラ割りや中継ポジションをメモすることを見てもよくわかります」(制作プロデューサー)

 実は、日テレ上層部をハラハラドキドキさせているのは、スポーツ中継の技術だけではないという。なんと今度は、フジテレビが同じように日テレのバラエティー演出を盗もうと、日テレAX-ONのスタッフを狙い撃ちにしたヘッドハンティングを進めているのだ。
 「局内にAHHT(AX-ONヘッドハンティングチーム)なる、編成部出身者で構成されるチームが結成された。このご時世に接待費は無尽蔵。年収も3000万円まで提案するそうです。日テレサイドは対抗策として、AX-ONの年収の底上げを検討しています」(日テレ制作関係者)

 そもそも民放キー局間には、局員のヘッドハンティングは互いに行わない紳士同盟が存在するという。だが、今回の騒動は系列局の子会社を狙い撃ちにしたもの。水面下の攻防はさらに激化しそうだ。

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