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NHKがジャニーズを重宝する理由

 NHKが4月の改編で積極的にジャニーズタレントを起用することになった。

 まず、3月29日にスタートするNHK総合の朝の情報番組「あさイチ」のキャスターをV6の井ノ原快彦がつとめることが発表され、同日NHK教育でスタートする「テストの花道」の司会をTOKIOの城島茂がつとめることが発表された。

 「『あさイチ』は民放のワイドショー的な番組で、井ノ原とともに司会をつとめるのはニューヨーク支局帰りの有働由美子アナ。4月からは朝の連続テレビ小説の放送時間を早めて、その後に『あさイチ』。改編で最も力を入れている番組。『テストの花道』は『考える力』をテーマに現役高校生をサポートする番組で、城島と所ジョージが司会をつとめる」(放送担当記者)
 井ノ原と城島が起用された背景だが、実は、昨年おおみそかの紅白歌合戦の歌手選考が大きく関係していたというのだ。
 「昨年の紅白はジャニーズから4組が出場したが、嵐の出場をめぐって、NHKがジャニーズの要求をほぼ全て受け入れて実現した。紅白へのNYC boysの白組での出場と企画コーナーへの『スノープリンス合唱団』の出場と合わせて、ちゃっかり井ノ原と城島の起用も条件に入っていた。来年の紅白はまたまたジャニーズ頼みか?」(芸能プロ関係者)

 そこまでして出場させた嵐だが、歌手別視聴率は43.2%でSMAPの48.7%に及ばなかったが、紅白で交わした“密約”で井ノ原と城島が起用されたのだ。
 あまり視聴率が話題にならない教育はともかく、井ノ原が司会をつとめる「あさイチ」は民放各局のワイドショーと張り合うことができるだろうか?

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