今回は秋山と再コンビを組む。「ボクは騎乗停止中だったが、前走は本当に強い競馬だったね。器用な馬で、小回りでは立ち回りがすごく上手」と鞍上は函館巧者ぶりをアピールする。
この中間もずっとケイコにまたがって感触を確かめてきた。好調だった前走をしのぐ具合の良さに、「毛ヅヤが抜群で、オレンジ色に輝いている。爆発しそうな気配だね」とべた褒め。2006年2月から実に29戦も一緒に歩んできたパートナーに対しての信頼感は絶大だ。
原園厩務員も秋山とのコンビ復活に並々ならぬ闘志を燃やす。「今度は前走で乗れなかった彼のためにも勝ちたい。何とか重賞制覇を果たしたい」
最後は悲願の初タイトル奪取に向け、気合を込めた。
【最終追いVTR】単走追いだったが、前半から気合満々の走りで鞍上をグイグイ引っ張っていった。直線に入っても好気合で、ゴーサインが出ると豪快に伸びてラスト1F11秒9でフィニッシュ。中1週だが疲れもなく、状態は文句なしだ。