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全線復旧後に使える「三陸鉄道支援切符」が発売

 岩手県内の三陸海岸沿いを縦貫する三陸鉄道、通称「三鉄」。いわゆる第三セクター方式の鉄道会社であり、開業は1984年4月1日。風光明媚なリアス式海岸を走ることから観光列車としてはもちろん、地域住人の生活の足としての役割も果たす同鉄道だが、先の東北地方太平洋沖地震で壊滅的な打撃を受けたことは記憶に新しい。

 北リアス線(宮古〜久慈の16駅、71.0キロ)と南リアス線(盛〜釜石の10駅、36.6キロ)に分かれる三鉄。このうち北リアス線は小本(おもと)〜田野畑(たのはた)間が現在不通(南リアス線は全線運休中)となっており、平成26年4月1日の全線復旧を目指して日々奮闘中だ。

 その三鉄支援の一環として、震災から500日目の節目となる7月23日(月)から「復興支援切符」が発売されている。この切符は全線復旧予定となる平成26年4月以降に使用可能となっており、「田野畑→小本」「小本→田野畑」の2種類を用意。それぞれ専用の台紙に挟み込まれているので、記念切符としての価値も十分だ。同切符は税込各1,000円で株式会社エスピーボーンから発売中。

 また、毎週木曜日にニコニコ生放送にて放送中の三陸鉄道応援番組「鉄音アワーNET」では、7月24日(水)の18時から3時間に渡って三陸鉄道・久慈車両基地にて公開生放送。この放送では復興支援切符の販売も行われる。

 ゆっくりと、だが着実に復興への道を歩み続ける三鉄。その道程は決して平坦なものではないが、数々の困難を乗り越えて全線復旧が果たされる日を、全国の鉄道ファンが心待ちにしている。

※三陸鉄道復興支援切符の問い合わせは「株式会社エスピーボーン」まで。

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