そもそも、SMAPの事務所移籍騒動以降に、グループの解散を強硬に主張したのは香取である。これまで母のように慕っていた担当マネージャーの退社や、移籍を反対したキムタクこと木村拓哉との修復不可能な関係などで、香取はSMAP存続への意志をなくし、また、芸能界自体への意欲もなくなった。
小学生の時から芸能界で活動している香取は、「他の世界を知らない」ことをコンプレックスに感じているという。SMAP解散とともに、芸能界を引退することは他の世界を知りたいという根本的な事情もあるようだ。
そんな香取の芸能界引退をなんとか止めようとしているのが、中居正広と草なぎ剛だという。SMAPのリーダーである中居は、グループで最年少である香取をこれまで支えてきた存在。ここまで芸能界で成功をおさめた香取が、このまま引退というのは、あまりにももったいないというのが中居の考えのようだ。事務所移籍騒動以降、一部週刊誌では、主演ドラマの打ち上げで、「明日からどうしたらいいのか分からなくて怖い。もしかしたら自殺してしまうかも…」などとコメントしたことが報じられた香取を励まし続けたのが中居であった。
一方、草なぎ剛も香取を心配するメンバーだ。SMAP結成当初から、もっとも香取と親しくしていたのが草なぎ。草なぎ自身はSMAPの中で、もっとも俳優として成功していることもあり、解散後も俳優業に意欲を燃やしている。一方で兄弟以上の関係とされる香取が引退を希望しているものの、草なぎとしては、盟友としてこれからも同じ世界でともに頑張っていきたいとの思いがあり、香取の動向を心配しているという。
果たして、香取慎吾の今後の動向はどうなるか、注目したい。