本作はいくえみ綾氏による同名漫画が原作の実写ドラマである。婚約者に婚約を破棄された元OLの小暮也映子(波瑠)が、バイオリン講師である久住眞於(桜井ユキ)のもとでバイオリンを習い、眞於に思いを寄せる大学生・加瀬理人(中川大志)や、家庭問題に悩む主婦の北河幸恵(松下由樹)ら同じ門下生と絆を深めていくというストーリーだ。
第5話では、也映子が婚活パーティーで真面目そうな男性・白鳥敬一(えなりかずき)とカップル成立となる展開に。その後、バイオリン教室を辞めた理人と幸恵と久しぶりに集まり、楽しい時間を過ごしていた也映子のもとに、白鳥から食事のお誘いの連絡が届く。白鳥のもとへやって来た也映子だったが、まだ一度しか会っていないにも関わらず、いきなり新居リストを渡してくる白鳥に対し強い抵抗感を覚える。さらに、居酒屋の割引クーポンを使うという白鳥の堅実な一面にも、嫌悪感を覚えてしまう。白鳥との食事の後に、理人に白鳥のことを相談した也映子は、理人から「それ生理的に無理ってやつじゃん」と言われ、交際を断ることを決めるのだった。
視聴者からは「白鳥見て、前に婚活で会った人のこと思い出したわ。優しそうだけど、何か違和感あるというか…生理的に無理な人」「こういう距離感つかめないでグイグイ来る人、婚活でよくいるわ。二人きりになった瞬間、いきなり下の名前で呼ぶのはちょっと引く」「婚活でやたらクーポン使う男子いた。使うのは全然構わないけど、クーポンがあるからって理由で店選びはしないでほしい(笑)」という“婚活あるある”に関する共感の声が集まっている。
「先週の予告の時点では、えなりの出演に対し、『えなりはギャグ過ぎ(笑)世界観と合ってない』『“渡る世間は鬼ばかり”が頭をよぎって集中できなそう』という否定的な声が多くありました。しかし放送後は、お坊ちゃま学校の出身で、穏やかそうだけど空気が読めないというキャラクター設定が見事にハマり、“婚活あるある男子”として、婚活を経験した女性から共感の声が挙がりました。また、『根本はいい人だから、振るのが申し訳なくなるよね。也映子がどうやって振るのかが気になる』という声もあります。今後の也映子と白鳥のやり取りに注目が集まるでしょう。」(ドラマライター)
えなりに注目が集まる一方で、放送中に流れたジャニーズアイドル・嵐の二宮和也の結婚速報にも大きな反響があった。第5話のタイトルは「なんで結婚するの?」であり、さらに速報テロップが画面上部に表示されたのが、也映子が「私もう怒るとか何かそういう気分にもなれなくて」と言っているタイミングだったことから、「まるで也映子が二宮ファンの“もはや怒る気分にもなれない”って気持ちを代弁してるみたい(笑)セリフとマッチしすぎでしょ」「まるで二宮の結婚を予知していたみたいなタイミング」という声が多数集まり、大きな盛り上がりを見せた。
第5話の最後では、理人に「結婚しなくてもいいんじゃね?」と言われ、ほっとした表情を見せた也映子だが、果たして今後は結婚に向けてどのようにアプローチをしていくのだろうか。番組公式ツイッターにも次回放送を楽しみにする声が多く寄せられているが、白鳥との関係も併せて今後の展開に注目していきたい。