試合前にヤクルト山田哲人選手から直接指導を受けた剛力は「最後の一球がきれいに投げられたのでその感触を忘れないように頑張りたいです」とやる気満々。山田選手は「ノーバンで届くように斜め45度の角度で投げるように」とアドバイス。
剛力はヤクルトのユニフォームを身に着け緊張気味にマウンドに向った。サウスポーで大きく振りかぶりダイナミックなフォームを披露したが、それとは相反してボールは三塁側方向に大きく逸れる大暴投。剛力はマウンド上にしゃがみ込み顔を覆った。剛力は「今までで一番ひどかったですね。三度目の正直という言葉がありますが…。ここで上手にノーバンや剛速球で投げたらもう始球式には呼んでもらえないのではと一瞬よぎり、それを言い訳にしようと思いました」と苦笑い。
ヤクルトスワローズのマスコット・つば九郎からは“ごうりき”の名前にひっかけて「50点」の採点。剛力は「50点もくれるんですね」とニッコリ。