この一件は5月13日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)が報じたもの。番組によると、9日の夕方、大田区の京浜急行電鉄空港線・大鳥居駅のホームで25歳の女性が、高熱と手足のしびれで動けなくなり、近くにいた男性が介助。駅を出て女性の自宅を目指している最中、またも動けなくなり、たまたま付近を歩いていた反町と知人男性が現れ、3人で女性を介助したという。女性が自宅に到着した後、反町らは救急車を呼び、彼女を無事に救急隊へ引き渡したという。
最初、女性は自分を救助した人物の中に反町がいたことには気が付かなかったが、後日、最初に介助した会社員から、反町がいたことを知らされたという。
このニュースに対し、ネットでは「心の中までイケメンだった」「名乗らないで立ち去るとかかっこいい」と、反町を絶賛する声が相次いだ。
反町といえば、かつてはドラマで演じたような「寡黙でクール」なキャラでバラエティ番組に出演することが多く、その性格に関してはあまり語られることがなかった。
しかし、2015年のテレビ朝日系のドラマ『相棒 season14』で水谷豊演じる杉下右京の4代目相棒として抜てきされたあたりから、持ち前の明るく気さくな性格が世間に広まり、以来バラエティ番組でも「俳優界きってのイイ人」として取り上げられるようになった。
「反町さんの『イイ人』エピソードが世間に知られるようになったのは2011年に放送された『アナザースカイ』(日本テレビ系)でのエベレスト登山企画です。反町さんは20代のころから山登りを趣味にしていてエベレストにもチャレンジした経験があるのですが、同行した番組スタッフは山登りにあまり慣れておらず途中で動けなくなってしまったんです。そんなスタッフを反町さんは笑顔で励まし、好きな食べ物を聞き、日本に帰ったら何をしたいかなど、積極的に話題を振って、山登りがつらくならないよう気遣う姿が取り上げられました。この番組をきっかけに反町さんのファンになった人は多いみたいですよ」(某芸能記者)
また、その気遣いはドラマ撮影の現場でも変わらず、『相棒』でも明るいムードメーカーとしてスタッフらと談笑する姿がたびたび目撃されている。気難しいことで知られる水谷豊との関係も良好。地方ロケでは常に水谷と行動をともにし、反町が見つけたおいしいお店に水谷を案内するなど、公私ともに「相棒」になっているという。
反町隆史演じる冠城亘は今年で5年目。寺脇康文が演じた亀山薫に次ぐ長期の「相棒」となっている。その秘けつは、やはり反町の「イイ人」ぶりにあるのではないだろうか?