どこまで笑いに変えられるか? EXIT兼近などプライバシー侵害トラブル、元祖は

芸能ネタ 2019年10月14日 12時20分

どこまで笑いに変えられるか? EXIT兼近などプライバシー侵害トラブル、元祖はEXIT・兼近大樹

 この夏のお笑い界を揺るがしたのが、EXIT兼近大樹の“前科”の発覚だった。約10年前に犯した罪が、『週刊文春』(文藝春秋)によって白日のもとにさらされたのである。そこで取り沙汰されたのが、他者は人の過去にどこまで踏み込めるのかということだった。

 「特に芸人は、昔のことから最近身の回りに起きたことまで、自らプライベートをネタにして笑いを取っています。そのためなのか、彼らは世間の空気として、プライバシーを暴いてもいいと誤解されてしまう人種なのです」(芸能ライター)

 これを「有名税」と言う人もいるが、果たして芸人には人権はないのだろうか?

 「過去の悪行に限らず、メディアは容赦なく直撃します。山里亮太もその被害者の一人。女優の蒼井優と結婚したことで、彼本人だけではなく両親にもスポットライトが当たったのです。この9月、女性誌が山里の実家に押しかけた後に、山里の母親が体調を崩してダウンしてしまったことをラジオで訴えていました」(同)

 芸人の姿をさらすのは、もちろんメディアだけではない。ガンバレルーヤは以前居酒屋の店員から「テレビで見るよりかわいいですね」と声をかけられて気分よく飲んでいたところ、一緒にいた別の芸人から、その店員がSNSで「今働いてる店にガンバレルーヤ来たんだけど、マジでブスすぎ」とつぶやいていたことを教えられたという。

 だが山里も、ガンバレルーヤも悲しいかな、これをネタにして話してしまうのだ。もちろん悲壮感たっぷりに話すことは決してしない。あくまで笑いに包んで、である。因果な商売である。

 そんな芸人のプライバシー侵害事例で多いのが、住所の特定だ。先の兼近はTV番組で、引っ越した後、誰にも言っていないのに、その前にすでにファンが数人いたというエピソードを披露していた。

 「しかし、こうした個人情報を悪用した例は過去にもありました。高度成長期、『あなたのお名前なんてえの』『さいざんす』といった名フレーズで人気を博した舞台芸人・トニー谷。人気絶頂だった昭和30年、彼の長男が誘拐され、大騒動になったのですが、犯人が彼の住所を知ったと思われる手がかりが、その前に発行されていた雑誌にあるというのです」(同)

 それが『ラジオ・スタア』という雑誌の創刊号。そこにトニー谷の自宅住所が記載されていたというのだ。ちなみに、この発行日が7月1日で事件発生が7月15日だという。いずれにしても、当時はこうして個人情報が平気で載っていたのだ。ただ、今やこうした情報は一見、管理されているが、一方でそれを知りうる一握りの人々の心持ち次第で、どうにでもなってしまう。つくづく怖い時代である。

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