芸能人をひたむきに応援するファンが主役の同番組。デビュー当時やどん底時代を支えるすじがねファンがその想いを語る。番組冒頭では、兼近が10代の頃に起こした事件の報道が出て世間を騒がせたこともあり、「このたびはお騒がせ、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、これからもバイブスぶち上げて頑張りますのでよろしくお願いします」と謝罪した。
「視聴者も頭の隅に報道の事があって番組を観ることになるので、オープニングで触れて謝罪するのは番組側の英断ですし、視聴者にとっても優しいこと。しかしネットでは、わざわざ番組ハッシュタグをつけて、『私は犯罪者は信じられない』、『前科者をテレビに出すなよ』というツイートをする人もいました。このように、ファンを意図的に傷つけて粘着する視聴者はこれからも増え続けると思うので、これからも彼らの戦いは続くことでしょう」(芸能ライター)
番組では、それぞれの自宅が紹介され、引っ越しをする際に家電を買ってもらったり、洋服をたくさんもらったりと様々なファンがいることが紹介された。スタジオに登場したりんたろー。のファンの女性は、もともとイジメに遭い飛び降り自殺を図ったことがあると告白。そんな時に、友人と彼の元コンビ・ベイビーギャングの漫才を劇場で観て好きになり、出待ちをしたとのこと。そこで友人がイジメに遭っていたことを語ると、「そんなの我慢しなくていいから。学校なんて行きたくなかったら行かなくていいし、とりあえず俺のところに来な」と言葉をもらい、ファンの女性は生きる意味を見出したという。
「彼らの感動的なエピソードも放送されて、ファンは大喜びしたようです。兼近の報道が出た後も、テレビ局スタッフが彼らを応援しようと積極的に起用しているそうで、先日放送された『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)でも、フットボールアワーの後藤輝基があえて、彼らのノリを振って暗に番組で映そうとしていました」(芸能ライター)
彼らが所属する吉本興業としても、兼近の件で日本弁護士連合会に人権救済の申し立てをしている状況。『社会を明るくする運動「立ち直りフェスティバル」』などでも同社のタレントが参加していることもあって、一度犯してしまった失敗を立ち直らせるために積極的に動いているようだ。事務所や劇場・テレビの関係者が彼らのことを応援し続けている限り、EXITの未来は明るいことだろう。