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ケイリン徒然草 ライン重視の競輪にかげり

 平成21年度のGI、GII開催は大幅変更となった。年3回あったふるダビは廃止となり、変わって共同通信社杯が春・秋の2回。春一番は佐世保競輪で4月16日から、秋は10月17日から取手競輪で行われる。これまでの初日特選3レースの上位3名の優秀戦が廃止となり一、二次予選の上位着者が準決に進出する。

 1月開催だった競輪祭は11月に戻り20日から。新たなGIレースでは5月3日から3日間のSSシリーズ「風光る」が岸和田競輪で行われる。18名のSSシード選手が1日9名ずつのレースに分かれ、その他に6個レースのS級戦が行われる。
 年末のヤンググランプリは12月28日に。SSみのりは29日、グランプリは30日となり、今年は京王閣競輪で行われる。
 グランプリの選考基準は4日制以上のGIレースの優勝者と獲得賞金ランク上位者と変わらず、3日制のSSカップの優勝者は対象とならない。

 それにしても年14回のビッグレースの開催は「小遣いがいくらあっても足りない」という感じで、これに各地の開設記念が入ると、ファンはほとんど毎日本場ないしは場外、電話投票などで競輪ずくめということになる。
 高齢化したファンがGIIIやFIの開催に目を向けず売り上げは激減してくるのではないか、と心配だ。FIやFII、FIIIのチャレンジレースはますます売れなくなるだろう。果たして競輪は何時まで続くのだろうか…。
 先日の日本選手権のレースを見ても大穴が続出、「ラインで勝負の競輪」というイメージは消えつつある。選手は危機感を持ち、生き残りをかけて必死に走っている。「車券戦術」そのものを根本的に考え直す時代に入っていると実感している。

(このコラムは今回をもって終了)

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