1月開催だった競輪祭は11月に戻り20日から。新たなGIレースでは5月3日から3日間のSSシリーズ「風光る」が岸和田競輪で行われる。18名のSSシード選手が1日9名ずつのレースに分かれ、その他に6個レースのS級戦が行われる。
年末のヤンググランプリは12月28日に。SSみのりは29日、グランプリは30日となり、今年は京王閣競輪で行われる。
グランプリの選考基準は4日制以上のGIレースの優勝者と獲得賞金ランク上位者と変わらず、3日制のSSカップの優勝者は対象とならない。
それにしても年14回のビッグレースの開催は「小遣いがいくらあっても足りない」という感じで、これに各地の開設記念が入ると、ファンはほとんど毎日本場ないしは場外、電話投票などで競輪ずくめということになる。
高齢化したファンがGIIIやFIの開催に目を向けず売り上げは激減してくるのではないか、と心配だ。FIやFII、FIIIのチャレンジレースはますます売れなくなるだろう。果たして競輪は何時まで続くのだろうか…。
先日の日本選手権のレースを見ても大穴が続出、「ラインで勝負の競輪」というイメージは消えつつある。選手は危機感を持ち、生き残りをかけて必死に走っている。「車券戦術」そのものを根本的に考え直す時代に入っていると実感している。
(このコラムは今回をもって終了)