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ヒミツの薔薇園(39) 近藤真彦

 イケメンの知られざる素顔、ライブやテレビなどでもらした意外な本音、驚きの幼少期や交遊録などをフィーチャーして、丸裸にしちゃおうという連載。第39回目は、近藤真彦だ。

 ジャニーズ事務所の最古参にあたる、マッチこと近藤真彦。50枚目のシングル『Let's Go!』を、今月21日にリリースした。それにともない、11月と12月はプロモーションに専念。年末年始はライブをして、その後はトライアスロンに挑戦するため、再び芸能活動を制限。時間をクリエイトできるのは、大御所である証拠だ。

 芸能生活は、32年。驚く伝説も数多い。

 有名なところでは、故・美空ひばりとの実話。テレビ収録のため、ステージで歌っていたひばりを、舞台袖で見ていた少年。歌い終わったひばりが舞台袖に戻ると、「おばさん、歌うまいね」とその少年は言った。凍りついたスタッフをよそに、ひばりは「私、人から歌がうまいねって言われたこと、初めてなの。ありがとう」と笑顔を見せた。その少年こそが、のちのマッチだ

 1980年に出したデビュー曲『スニーカーぶる〜す』は、いきなりオリコンチャートで第1位。以降、アイドル街道まっしぐら。わがままも言いたい放題だ。

 歌番組のカット割りに不満を漏らして、自分でやった。宿泊先のホテルの部屋に、ほんもののビリヤード台を搬入させた。同じく、トレーニングマシンを設置させたこともある。

 5年前には、待望の第一子となる轟丞(ごうすけ)くんが誕生。愛息子が好きなアイドルのコンサートは、後輩のHey!Say!JUMP。メンバーである岡本圭人は乳児のとき、マッチのクリスマスディナーショーのパンフレットで、抱っこをされているという、不思議な縁もある。圭人の実父は、元男闘呼組の岡本健一。ジャニーズからハートフルな連鎖が生まれることも、あるようだ。

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