人気作家・桜庭一樹氏の直木賞受賞作を映画化した同作は、10歳で孤児となった少女・花(二階堂)と、花を引き取った遠縁の青年・淳悟(浅野)のラブストーリーにして、流氷の上での殺人事件を発端とするサスペンス。二階堂と浅野が演じる義理の父娘による“禁断の愛”が話題となっている。
自分で選んだという華やかな着物姿で登場した二階堂は、「この特別な作品で今日を迎えることができて、少し夢のような気分です」とあいさつ。「この作品をみなさんに見ていただけるので、とてもうれしく思います」と10代最後の主演映画となった同作の初日を迎えた感想を口にした。
イベントでは、作品にちなんで、自身にとって欠かせない大切なものを「私の何々」という言葉で紹介する企画が行われた。二階堂は、「私のお水」と回答。「お水がないと生きていけないので」と笑顔を見せつつ、「今までは水道水でもよかったのですが、だんだんとお水とかの味もわかるようになってきて、高い水は違うんだなと思うようになりました」と近況を紹介した。(竹内みちまろ)