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「第67回桜花賞」(GI 阪神芝1600m 8日)打倒!ウオッカを果たすのは?

 下馬評では2歳女王の独壇場とみなされているが“ストップ・ザ・ウオッカ”を掲げるこの2頭にぜひ注目してほしい。ダイワスカーレットとアストンマーチャンがリベンジに向け、こん身の仕上げで挑む。
 単勝1.1倍の断トツの1番人気に応えて、TR・フィリーズレビューを圧勝したアストンマーチャン。重賞3勝という実績からも、打倒ウオッカの最右翼なのは間違いないところだ。
 戦前、「阪神JF(2着)は負けたけど、あのクビ差は運、不運で逆転できる着差。ここでどれくらいの走りができるか」と対ウオッカの試金石に位置付けていた石坂師も、「3カ月ぶりで阪神JF時より6kg増えていたが、その数字通りにパワーアップしていたね。昨夏の使いだしのころからしっかりしていた馬だが、そこから着実に成長している」と確かな手応えを感じ取っている。
 「今回も前走と同じか、増えるくらいで出せる。ドバイへ行く前に見たのと、帰ってきてから見たのとでは、馬体が全然違うからね。本当に良くなっているよ」と師もひと叩きの効果を強調するだけに、女王逆転も決して夢物語ではない。
 一方、ダイワスカーレット陣営も大舞台での逆転劇に向け、着々と準備を進める。
 前走のチューリップ賞はウオッカにクビ差の2着。世間ではその着差以上の力量差があったと評価しているが、「正直、あのときは調整がしんどかった」とは松田国師だ。
 「基礎体温が上がったり、下がったりで、情緒も不安定だった。でも、今は状態が安定しているし、すごく安心して調教ができるんです」
 確かに向こうもTR用の仕上げだったのであろうが、いわばこちらは体調不良下での競馬。まだ敗北宣言を出すには早すぎるとトレーナーは強調する。また、数々の名牝を見届けてきた名将はこうも解説。
 「牝馬はただ前哨戦を勝っただけでは喜べない。それによって、次のレースでガツンとハミをかんでしまうことがありますからね。狙っているレースが何なのかが大事。牝馬は走るということと引っ掛かるということは両刃なんです」
 やや掛かり癖のあるウオッカを意識してのコメントか。自らペースをつくっての上がり3F33秒9(チューリップ賞)に、師は逆転へのプロローグを見出していたのだ。
 「確かにウオッカは相当に強いが、急にではないにしろ、こちらも力はつけていますからね。まぁ、でも、今は相手を持ち上げておきますよ。勝負の前にライバルを持ち上げるのは鉄則ですから(笑)」

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