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レコ大の前最高責任者が暴露した汚れた裏側

 12月30日に大賞が発表される「日本レコード大賞」(主催・日本作曲家協会、日本レコード大賞制定委員会)の最高責任者である制定委員長を、昨年まで四年間務めていた作曲家の叶弦大氏が、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)のインタビューに対し、レコ大の“舞台裏”を暴露している。

 叶氏は同誌に対し、「12月30日に、委員の投票で決定されるはずの賞が、なぜ現段階で確定などと報じられるのか? それは、投票日の前に周防さんが票を取りまとめているからです」と“告発”。「芸能界のドン」の異名をとる芸能事務所「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長の名前を出している。

 さらに、「審査委員でもない、一介の芸能プロダクション社長であるはずの周防さんの意向で、結果が決まっていくのを目の当たりにしてきた。まさに、レコ大の私物化です」と現状を暴露。「何度も改革を試みたが、力及ばなかった。忸怩たる思いです」と心境を明かしている。

 同誌は昨年、15年に三代目J Soul Brothersが大賞に選ばれた背景で、所属事務所「LDH」からバーニングプロに1億円が支払われていた事実について請求書を開示し、スクープ。叶氏は「私物化」の実例として、三代目が大賞に決まった“舞台裏”を洗いざらいぶちまけている。

「レコ大からすっかり外されてしまった叶氏の“捨て身”の暴露で、大賞をめぐるバトルは混乱しそう。同誌は、すでに乃木坂46が“内定”と報じているが、それもひっくり返る可能性がありそう。そもそも、問題が起こった時は、レコ大を中継するTBSが間に入って解決すべきだが、TBSはただの“傍観者”。そこにも問題がある」(音楽業界関係者)

 すっかり“舞台裏”が知れ渡ってしまったレコ大。

 来年で節目の60回を迎えるが、果たして、再来年以降もこのままの体制で続くのだろうか?

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