◎アズマシャトル
強力メンバーの弥生賞で6着に敗れたアズマシャトルだが、2か月半ぶりの実戦が影響したか、勝負どころでノメり追ってからの反応が鈍かった。一叩きして馬体が締まり、状態面は明らかに上向き。実績のある阪神コースに替わるのもプラス材料。暮れのラジオNIKKEI杯2歳S(2着)では、3角から早めに動いて直線で一旦先頭に立つ強い競馬をした馬。ここでは一枚上だろう。今の賞金では皐月出走が微妙なだけに、ここは目一で賞金加算を狙っているはずだ。
実績的には、マイネルフロスト、ラングレーあたりが相手なのだろうが、1か月前のデビュー戦で4馬身差の楽勝劇を演じたアドマイヤヤングが面白い存在。仕上がり途上で余裕のある体つき、追われて外へ凭れるような若さを見せながらの楽勝だっただけに、潜在能力はかなり高そうだ。重賞挑戦ながら好勝負になっても不思議はない。
もう一頭挙げるとすれば、ここ2戦、不利が続いているシンガンか。末脚がしっかりしており、直線でバラけるようなら一気に台頭してくるシーンも。
【馬連】流し(6)軸→(1)(5)(11)(12)
【3連単】フォーメーション(6)→(1)(5)(11)→(1)(5)(11)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。