牧原アナは1983年入社の59歳。早稲田大学時代に寄席演芸研究会に所属していたこともあり、軽妙な語り口で人気を博している。そのアナウンス能力と独特のキャラクターは高く評価されており、「マッキー」の愛称で親しまれ、ニュース、バラエティなど幅広いジャンルで活躍していた。
昨今は管理職となったこともありテレビ番組に出演する機会は減っていたが、2018年3月に終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』では、同番組の人気コーナー「食わず嫌い王決定戦」のナレーションを初回から担当。番組に欠かせない人物となっていた。
このほかにも『クイズヘキサゴンⅡ』『カノッサの屈辱』『A女E女』など、フジテレビの人気番組に多数出演。その存在は、「勢いのあったフジテレビの象徴」と評されたほど。何事にも穏やかにアナウンスする姿から、「フジテレビの良心」と言われることもあった。
人気の高い牧原アナだけに、定年退職のニュースには「一つの時代が終わった感じ」「59歳だとは知らなかった」「寂しい」などと、ネットユーザーから驚きや惜別の声が上がった。
そんな牧原アナは13日放送の『ダウンタウンなう』がフジテレビアナウンサーとして最後の地上波出演となる予定。すでに収録済みで、新人アナウンサーを引き連れて、ダウンタウンとトークを展開した。「良い記念になった」と話しているそうだ。
そして牧原アナの気になる今度だが、先輩の福井謙二氏と同様、フリーアナウンサーとして活動していく予定だという。フジテレビを象徴する男性アナウンサーである牧原アナが、日本テレビやテレビ朝日など、他局でどのような活躍を見せるのか、大いに注目したい。