前日26日に週刊誌の企画で横峯氏と対談した丸山氏は「2人とも組織に縛られずいい意味で一致しましてね。将来は『丸山・横峯新党』をつくろうかって冗談で盛り上がったほど。一緒に演説する可能性は十分ありますよ」と合体演説プランに大乗り気。実現すれば、同じ比例区で2大政党候補が共闘するという極めて異例の選挙戦になる。この日の丸山氏はマラソンでスタートから全力疾走するような飛ばしっぷりだった。
真っ白な野球帽にTシャツ、トレーニングパンツ、スニーカーという完全ランナースタイルで事務所前に立った丸山氏は、塩爺こと塩川正十郎元財務相(85)や中川秀直党幹事長(63)の応援演説を受け、容赦ない自民党批判でこれに応えた。
「私をかつぐのは自民党がだらしないからでしょう?本当の友だちからは『なんで自民党から出るんだ。オマエは二重にバカだ』と言われている。確かに民主党から出れば追い風だったし当選間違いない。しかし最後のゴールまで逆風のなか走り続けることをお誓いしたい」などとストイックに訴えると、支援者から拍手が沸き起こった。