「伊藤は故いかりや長介ふんする和久さんこと和久平八郎のおいっ子の和久伸次郎、内田は、シリーズのスペシャルドラマ版で、青島にあこがれる交通課新人警官として登場したキャラクター・篠原夏美で、映画版では刑事となっている」(映画記者)
新キャラクターが登場する一方で、消えたキャラクターもいるというのだ。
「テレビシリーズからおなじみの女性警官・柏木雪乃を演じた水野美紀はキャスティングから外されたが、05年11月いっぱいで、所属していた内田と同じ大手芸能プロから独立。水野本人はそれまで自分の実力でいろんな仕事が舞い込んだと思っていたようだが、結局、事務所の力。水野が抜けた枠に内田が入っただけ」(映画製作関係者)
さらに、スピンオフ作品まで公開されたあの名物キャラは登場するものの、かなり出番が少なそうだというのだ。
「スピンオフ作品『容疑者・室井慎次』の主人公の室井管理官役の柳葉敏郎は、スピンオフ作品で不祥事の責任を取らされて広島県警に飛ばされた。柳葉といえば、撮影現場での織田との確執はあまりにも有名で、織田にとっては煙たい存在。広島県警に赴任したままなら、織田との絡みはほとんどないまま撮影を終えることができる」(同)
映画の前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!」は興行収入173.5億という大ヒット作となったが、ドラマシリーズからおなじみのいかりやさん、水野、柳葉を欠き、「うわさされている小栗旬の出演もなくなりそう」(同)というから、前作ほどのヒットが見込めるかどうかは微妙なところだ。