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金正日総書記の元専属料理人が芸人デビュー

 北朝鮮の金正日総書記の専属料理人を務めていた藤本健二氏(仮名、年齢非公開)が24日夜、新宿区歌舞伎町で開かれたお笑い集団「大川興業」主催ライブで芸人デビュー。金総書記と、後継が確実視されている三男・正雲氏が爆笑したとされる「エアー・サックス」芸を披露した。

 藤本氏は1988年から13年間、お抱え料理人として腕を振るうだけでなく、将軍様に人一倍気に入られ、幹部らを招いた宴会にも参加。帰国後は「金王朝の裏側を知る男」として著作を出版し、テレビなどにも露出している。

 幼少期の正雲氏とも交流があり、早くから「後継者は正雲氏」と公言してきた。
 藤本氏は謎に包まれている正雲氏の人物像について、「金総書記に似ている。いつケンカするかわからない」と父親譲りの勝気な性格であることを明かした。
 肝心の芸は、丸めたハンカチを口にしてサックスに見立て、音楽に合わせて“演奏”するという単純なもの。かの地での爆笑とは裏腹に、会場内には微妙な空気が流れた。
 今後はテレビのネタ見せ番組にも出演する意向という。

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