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全国ライブ直前のトータルテンボス「お笑いライブを一度も見たことない人を夢中にさせる自信はあるんで」

 お笑いコンビ、トータルテンボスが全国15か所で、漫才ライブツアー『BANZAITOUR』を8月4日の静岡からスタートする。そこで、今年、15周年を迎えた同コンビに、漫才ツアーに対する意気込みをインタビューした。

 −−全国ライブの準備は進んでいますか?

 大村 ライブの構成はネタとVTRなのですが、今、頑張っている最中ですね。まずは僕がネタを考えないとはじまらないのですが、それは3か月前からスタートしています。ネタ合わせは7月からはじめました。

 −−ネタはすべて新ネタですか?

 大村 もちろんです。全部、新ネタです。

 −−全国ライブへ向けて、楽しみなことと、不安なことは?

 藤田 僕はネタ合わせした段階で、「面白いネタがたくさんできたな」と思いました。早く反応を見たいと思っています。不安はあんまりないですね。

 大村 確かにネタを持っていった時の藤田のリアクションは去年と全然違くて、よかったです。去年は、「あんまり、面白くねえ」みたいな空気がありました(笑)。

 藤田 ただ、不安ちゃあ、不安なのですが、ネタをやってて、本当に楽しいんです。去年とかは、この時点で苦しかったです(笑)。去年のネタはウケたし、別につまんないというわけではなかったのですが…。ただ、僕は偏っているので、俺が面白いと思っているようなネタで大丈夫なのかなと。

 大村 藤田のお気に入りのネタは、意外とウケない時もありましたからね。そういう意味では不安かもしれないです。手ごたえのあるネタは多いので、大丈夫だと思うんですけど。

 藤田 大丈夫ですよ。こっちは面白いと思ってやっているネタなので、ウケなくても、面白いことをやっているという自信はあるので。

 −−今年は全国の15か所ですね。

 大村 15周年というのを兼ねて、15か所となりました。昨年よりも行く場所が増えたので楽しみです。

 −−お二人の出身地にも行かれますね。思い入れはありますか?

 藤田 …特にないです(笑)。

 大村 …特にないです(笑) 逆にやりづらいです。ある程度の、親戚も来ると思いますし、実家の近所の人たちもくると思いますし。

 藤田 単純にこっぱずかしいですよね。あとは、地元に僕らがいた時って、お笑いの文化なんか、なかったと思うんです。そんな地元の方たちに、お笑いがわかるのかなっていう心配はありますね(笑)。

 −−テレビ番組でも活躍するトータルテンボスですが、そんな二人がライブをする意味は?

 藤田 僕らが今、テレビに出演できているのも、ライブをやってきた恩恵でしかないです。逆にライブをまったくやらなくなる意味がわかりません。

 −−これまでのライブで思い出深いものってありますか?

 大村 『47都道府県ライブ』というのを2005年からやっていた時がありました。その頃って、知名度も全然で。ある会場では11人なんて時もありました。「マジか!」と思いましたよ。「俺たちは、M-1の決勝行ってるんだぜ」と。でも、考えてみたら、M-1とかも生放送でやっていない地域だったんですよね。

 藤田 本当に泣きたくなりました(笑)。

 大村 あと、初日は長崎だったのですが、そこの会場もすごかったです。まず、劇場じゃなくてホテルのロビーなんです。お客さんとも段差がありません。ロビーなので暗転、明転ができないんです。

 藤田 音響設備もないので、CDラジカセでやったんですが、途中で、「もう、いいや」となってやめました。

 大村 まず、スタートが、なぜ長崎だったんだと。当時のマネージャーが決めたんです。普通なら東京だったり、北からなら北海道、南からなら沖縄とか。あとは、地元からだったりすると思うんですよね。「なぜ、長崎?」とマネージャーに聞くと、おどおどしながら、「ハウステンボスもありますし…」とか言い出して(笑)。ただ、結局、調べてみたら、そのマネージャーは、長崎の女の子と遠距離恋愛をしていたんですね。その子とはやく会いたかっただけだったみたいで。なので、場所も考えずにホテルのロビーになったようです。

 藤田 マネージャーには、「ふざけんじゃねーよ」って言ってやりましたよ。それから考えると、今年の全国ライブは扱いがよくなったと思います。ちゃんと劇場をとってくれてるし。あの時は、告知なんかもなかったんですよ。「近くは、レンタカーを借りて行ってくれ」みたいな感じでした。

 大村 確かに、むちゃくちゃ。

 藤田 よくなりましたよ。ホテルもとってくれるし。飛行機も乗せてくれるし。

 −−今回のライブで、待遇で不満はまったくない?

 藤田 ただ、やっぱりもっと告知に力を入れて欲しい。

 大村 もっとバンバン、「笑っていいとも」とかで告知させて欲しいです。

 藤田 ある程度売れている人なら、何もしなくても、お客さんは入りますよ。うちらこそ、やらして欲しい。あとは地方都市が難しいので、そういうところの告知もしっかりして欲しい。

 大村 ツールは、オレのブログくらいしかないんですよ。

 藤田 熱心なお笑いファンならば調べるかもしれませんが、他の人は、偶然、うちらのブログを見ていたから、わかったとかいうレベルだと思いますよ。

 −−今年は、コンビ結成15周年ということですが、結成から変わったことは?

 大村 変わりましたよ。

 藤田 まず、漫才はやってませんでした。コントをやってました。

 大村 最初はダウンタウンさんに憧れて、典型的なボケとツッコミでした。ただ、そういうのに向いていないことに気づくようになって。今でもそうですが、藤田に完璧なツッコミになって欲しいというのはあり得ない話なんですよね。当時は会議で、「(ダウンタウンの)浜田さんとかはさあ…」とか例を出して、ぶつかっていましたね。ただ、ライブやネタ見せをしていく中で、いわゆる、タイミングが絶妙なうまいツッコミではなくて、一言一言の言葉が面白い方へ進めようと考えるようになってから、うまくいくようになりました。

 −−逆に変わっていないところは?

 大村 やっぱり、コンビの関係性じゃないですかね。もともと、小学生からの友人で、遠慮がない関係です。マイナスの部分ももちろんあるんですけどね。なあなあになってしまったり、喧嘩になってしまったり…。

 藤田 あとは肉体関係も…。

 大村 信じちゃうぞ、俺たちがそれを言っちゃったら(笑)。

 −−最後に全国ライブを楽しみにしているファンの方に一言、お願いします。

 大村 ファンの方が満足して頂けるということは、もちろん自信があるんですが、そうじゃなくて、「お笑いライブってどんなもんだろう」という感じで見に来る方にも、「面白かったね」と思わせる自信があります。たくさんの方に見て欲しいです。

 藤田 楽しんで欲しいですね。ぜひ、トータルテンボスを知らない人を誘って見にきて欲しいです。お笑いを一度も見たことない人なんかは一番いいと思いますよ。夢中にさせる自信はあるんで!

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