『zero』の視聴率は10.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区平均)と好調なすべり出しとなった。この数字は昨今のテレビ不況にあっては驚異的な数字といえるだろう。
「テレビ番組の視聴率は、かつて一桁は“シングル”といわれ赤点といわれました。しかし、現在はゴールデンタイムでも、その数字を叩き出す番組が珍しくありません。『zero』の放送時間は午後11時であり、深夜番組に準じた時間帯です。そうした中にあって視聴率10%越えは驚異といえるでしょう」(放送作家)
『news zero』の裏番組には『NEWS23』(TBS系)、『WBS』(テレビ東京系)が直接の裏番組として並ぶ。さらに、『報道ステーション』(テレビ朝日系)、『FNNプライムニュースα』(フジテレビ系)も一部の放送時間帯が重複し、ニュース番組の激戦区といえる。
「類似の番組が並ぶ時間帯においては、どれだけ視聴者に継続的な視聴、習慣的な視聴をしてもらえるかが重要です。一度、『news zero』についてくれれば、その後も観続けてくれる可能性が高く、安定した視聴率が望めるのです。有働アナの知名度と話題性で高視聴率をキープできれば、今後も安泰といえるでしょう」(前出・同)
有働アナは初回放送で「会話するニュースとして伝えて行きたい」と抱負を語っている。その試みが成功する可能性はありそうだ。