波乱含みのハンデ戦で予断を許さないが、最後はハンデ頭のトーセンアレス(58キロ)が貫録勝ちを決める。
前走の利根川特別勝ちは真骨頂。久々でテンションが高く、ゲートも悪かったがメンバー最速の差し脚を爆発させ快勝。実力の違いを見せつけている。
もともと、オープン特別勝ちをはじめ、交流GI・ジャパンダートダービーで5着(0秒2差)している格上馬。形の上では昇級戦だが、クラスの壁は皆無に等しい。千八も4戦4勝と、実績は抜きん出ている。
癖がなく、コントロールしやすいことから乗り替わりも全く心配無用。まして、関東リーディングの田辺騎手なら不足はない。ここはあくまで通過点。
◎13トーセンアレス
○4グリッターウイング
▲3トーセンアドミラル
△10アストレーション、11タイセイレジェンド
☆新潟10R「佐渡特別」(芝2200メートル)
実力馬のモンテエンで今度こそ。
降級戦の安房特別はコスモラピュタの逃げ切りを許したが、展開のアヤだから仕方ない。メンバー最速の差し脚でクビ差と肉薄した内容は、まさに負けて強し。
休み明けを1度使われた効果は絶大。すべての面で上積みは大きいし、ちょっと死角は見当たらない。普通に走ってくれば勝てると確信する。
◎2モンテエン
○6カネトシパサージュ
▲9ヒカルマンテンボシ
△10メジロミドウ、11メイショウイチバン
☆函館11R「函館記念」(芝2000メートル)
ハンデ頭が連対したのは、過去10年間に1回(03年(1)着)だけ。2連覇を目指すマイネルスターリーには、不吉なジンクスが重くのしかかる。
本命には、コロンバスサークルを推す。函館初参戦の五稜郭S3着は評価できるからだ。メンバー最速の差し脚で0秒1差と肉薄した内容は、ここに大きく望みをつなぐもの。
エリザベス女王杯でGIメンバー相手に6着と、見せ場を作っているように本来、ポテンシャルは高い。ローカルのGIII重賞ならチャンスは十分ある。状態もピークに近い。
ハンデは据え置きの52キロだし、初重賞制覇に向けて完全に機は熟した。
◎2コロンバスサークル
○16マイネルスターリー
▲13アクシオン
△1メイショウクオリア、12ミッキーペトラ
☆京都10R「長浜特別」(ダ1200メートル)
3歳の精鋭、サミットストーンでもう一丁。
とにかく、前走が圧巻。4角13番手から大外を強襲。測ったように差し切った芸当は、実力がなければできない。勢いに乗って、クラスの壁も一気に突破する。
◎10サミットストーン
○14ウララカ
▲16フィールドシャイン
△3トーセンピングス、15ベネラ
☆京都11R「安土城ステークス」(芝1400メートル)
休み明け2戦目で走り頃のスカイノダンに白羽の矢。
CBC賞は11着と凡走しているが、重賞メンバー相手に0秒7差なら決して、悲観する内容ではない。
まして、今回は2勝を挙げている相性の良い京都コース。53キロとハンデ並みの斤量もアドバンテージ。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
◎5スカイノダン
○4タマモナイスプレイ
▲6シゲルキョクチョウ
△1サワノパンサー、3オセアニアボス
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。