◎ドナウブルー
○ホエールキャプチャ
▲エリンコート
△アプリコットフィズ
△エイシンリターンズ
△マルセリーナ
△オールザットジャズ
△レインボーダリア
「東京タイムズ」の休刊により「牝馬東タイ杯」から現行の名称になったのは20年前くらいだったろうか。レース体系が今よりも整備されていなかったこともあり、GIIIではあったが古牝馬重賞の中でも伝統と格の感じられる競走だったように思う。今は秋本番へ向けたステップレースとしての位置付けにあり性格的な趣が少しずつ変わってきた気がする。
エ女王杯かマイルCSか、それぞれの大目標は違えど、今年も古牝馬の一線級が顔を揃え魅力たっぷりの面子。本線は春のヴィクトリアマイルのワンツー、ホエールとドナウ。今回は、臨戦過程からドナウの逆転があるとみているが差は僅か。展開次第で他の馬の浮上も十分に考えられる。2頭を軸に手広く流す作戦が妥当ではなかろうか。
大穴として狙っているのが、昨年のオークス馬エリンコート。スランプに陥ってから久しいが、今回は1戦1勝の東京コースが舞台。左回り自体、実戦では一度しか走ったことがなく一変する可能性を秘めているのが魅力だ。凡走は覚悟の上、この馬を絡めて買いたい。
【馬単】流し(11)軸(2)(3)(6)(13)(15)(16)(17)
【3連単】フォーメーション(11)(17)→(11)(17)→(2)(3)(6)(13)(15)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。