◎トーセンケイトゥー
○イイデタイガー
▲フェイトフルウォー
△マイネルギブソン
△リフトザウイングス
1番人気には応えたものの、平凡な勝ち時計でのクビ差勝利と派手さの点ではやや物足りなかったトーセンケイトゥーのデビュー戦。しかしながら、スタートで後手を踏むも徐々に先団へ押し上げて粘るメイショウオオゾラを34.4秒の末脚で差し切ったレース内容は見どころ十分。確かな潜在能力を印象付けた一戦ではなかったか。この手のタイプは“伸びしろ”もたっぷり。実戦経験を積むほど良さが出てくるものだ。東京コースにかわる点はむしろ好材料であり、C・ルメール騎手への乗り替わりもなんら問題はない。この馬から大きく狙ってみたい。相手候補には、トーセンと好対照な勝ちぶりでデビュー戦を楽に勝ち上がったイイデタイガーを。直線で一旦突き放し、最後は手綱を抑える余裕を見せたレースぶりは圧巻だった。初戦はスピードの違いで逃げたが、揉まれて苦にするタイプでもなさそうなので力は発揮できるだろう。追い切りの動きも絶好だった。3番手に今回と同じ東京1800mで新馬勝ちしたフェイトフルウォー。道悪で勝っているが、持ち味の瞬発力は良馬場でさらに活きるはず。他では、札幌2歳Sからの巻き返しを狙うマイネルギブソン、そして、先週、先々週と抜群の追い切り時計で動いているリフトザウイングスあたりが面白そうだ。
【馬単】(7)→(6)(10)
【馬連】流し(7)軸(6)(8)(10)(15)
【3連単】フォーメーション(7)→(6)(10)→(6)(8)(10)(15)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。