CMキャラクターを務める「演歌の貴公子」氷川きよしは、CM時に着用したグリーンのグラデーションのスーツ姿でさっそうと登場。「X-Mobileのイメージカラーに合わせてオートクチュールしたもの。いい色で目にも優しい」と笑顔を見せると、X-Mobileの木野将徳社長から、同社のピンバッジをプレゼントされ、再び笑顔を振りまいた。
X-Mobileを紹介する「プレゼン」編と、固定電話型の携帯電話「スゴい電話」編のCMでは、さわやかなグリーンのグラデーションスーツを着用。容量・国境・料金など、さまざまな「限界」に打って出た「限界突破WiFi」編のCMでは、黒のクールな衣装を着こなした氷川。「二つの自分を楽しめてテンションが上がった」と満足げに振り返り「素晴らしい製品のCMなので、気合いを入れていいものを作らないといけない。こだわって何度も撮り直した」と撮影秘話も明かした。
製品の「スゴい電話」は、振り込め詐欺のほとんどが固定電話にかかってくることから、携帯電話になじみのない高齢者に使い慣れている固定電話型の携帯を使ってもらい、被害を防ぐ意味もあるとのこと。これには氷川も「両親も高齢なので、これがあれば安心」とし、会場の販売店員の中から故郷・福岡店の店員を確認するなど、購入に前向きだった。
「限界突破Wifi」については「世界中どこでも安心して行ける。買おう!」と宣言。また「限界突破Wifi」の名前は、氷川の代表曲「限界突破×サバイバー」との共通点もあり、「アカペラで歌って」と社長に無茶振り。強引に歌わせにかかる氷川に押され、木野社長は歌声を披露。もちろん氷川も一緒に美声をとどろかせ、なんとフルで歌いきるサプライズ。割れんばかりの拍手が会場にこだました。
また、自身が「限界突破」したいことに関しては「20年間演歌を歌ってきて42歳になった。ジャンルにとらわれることなく、演歌、ロックとさまざまな曲を限界を突破して歌っていきたい」とし「歌は何を伝えるのが大事。自分の経験したことを、ジャンルを越えて伝えていきたい」と、歌い手としてのこだわりも語った。最近セクシーな衣装も披露し話題となっているが「黒のアイシャドーを入れていると落ち着く。ネイルもやっていた。母にはやるなら徹底的に(と応援されている)」と告白した。
サプライズの歌声披露や両親への思いも披露した発表会。日本全国から集まった販売店員も、みな氷川の笑顔に癒やされていた。デビューから20年目となる氷川きよしはどのように「限界突破」し、エンターテイメントを追求していくのだろうか。
<10月10日【X-Mobile 新CM発表会】>
取材・文・写真 / 萩原孝弘