連載20年以上に及ぶ人気コミック「ベルセルク」の完全映像化プロジェクト第1弾・第1部として完成した同作。本作主人公の孤独な戦士・ガッツの声を担当した岩永は、監督に声を聞かせた際に「ガッツだ」と言われて胸をなでおろしたエピソードから、原作は世界的な知名度を持つが、完成した映画も内容をはじめとしカメラワークが実写と思えるなど完成度が高い、などと興奮気味に語った。
映画には、「30人斬りのバズーソ」という異名を持つ傭兵・バズーソが登場し、この日、岩永は、30キロの西洋甲ちゅうを身にまとった傭兵軍団を従えて登壇。しかし、岩永が語っているというのに、脱水症状を起こしたのか、傭兵の一人がふらふら気味に。傭兵がフェイスガードを外し、なんと、ケンドーコバヤシ登場のサプライズ。会場は熱狂の渦に。
しかし、舞台に乱入したケンコバ。それだけでは満足できなかったのか、役作りのために「女性を30人、斬ってやろう」と思い、“女性30人斬り”を試みたエピソードを披露。ただ、結果は、「有料で2人が限界でした。無料がゼロでした」「仕事で北海道に行くことがありましたので」とのこと。司会者から、(映画の舞台である)ミッドランドではなくてすすきのの話ですね…、と話題を変えられてしまう始末。
ただ、映画の興奮が乗り移ってしまったのか、ケンコバの暴走トークはとまらずに、司会者が立ち会わない舞台あいさつ後の囲み会見では、劇中の「キンタマ」というせりふのときに、イントネーションが「関西弁」だと監督から注意されたエピソードをぶちまけた。平たんに「キンタマ」と発音すると関西弁になり、前半を上げ気味にすると東京の言葉になるという。
舞台あいさつではAIがエンディング・テーマソング「ウツクシキモノ」を熱唱し、世界が注目する同作の公開は、2月4日から。(竹内みちまろ)