来場者のSNSによると、急病人の周辺にいたお客さんが異変に気付き報告。又吉は急病人を心配しつつ、救急車が来るまで見守り、事なきを得たとのこと。また、無事に病院へ搬送された後も、しっかり笑いを入れた公演を続けたという。公演終了後、又吉は自身のTwitterで「『実験の夜』ありがとうございました。体調を崩された方は無事回復したと連絡貰いました。良かった。皆様、心配されていると思うので報告させていただきます。近くの座席の方、医療関係のお二方、会場にいた全ての皆様迅速なご協力ありがとうございました。ご本人様も気にせず又遊びに来てください!」と報告。来場者はもちろん、退場せざるを得なかったお客さんにまで気を遣うツイートをした。
「イベントで急病人が出ることは稀にあること。そのあたり何度も舞台に立っている芸人は気付きやすいですし、対応の仕方も分かっているのでしょう。以前、木村祐一がドラマのイベントに出演した際も、客席が暗転してよく見えない中、出演者で彼一人だけが客席にいる人の異変に気付き、声をかけていました。その方は体調が悪かったようで、すぐに会場外に出て行っていましたね」(エンタメライター)
不測の事態にも、芸人は笑いに変えてお客さんを安心させることも多い。以前、公演のチケットが完売しなければ解散という挑戦をしたジョイマン。無事満員となった大事なライブ中に地震が起きたことがあった。大きい揺れに悲鳴を上げるお客さんもいる中、高木晋哉がアドリブで「大丈夫柔道部!」と得意のネタを披露して会場の笑いを誘ったという。「逃げるべきか」「留まるべきか」と、演者、スタッフ、お客さんに緊張が走る中、すぐに笑いに変えてまずは安心させたのだ。
イベントは生のためトラブルは付き物。しかし、それを何事もなかったかのように続けるのは至難の業である。改めて、又吉の行動に心から拍手を送りたい。
この記事の引用について
又吉直樹公式Twitterより https://twitter.com/matayoshi0