何度かお店に通ううちに、ナオミがオレのアフターの誘いに初めて「ウン」とうなずいてくれた夜、オレは涙とカウパー腺液を滲ませた。しかしこの女、なかなか強かで、訳の分からない付加チャージてんこ盛りの深夜営業のすし屋で高級ネタをパクついては自分の事をひたすら喋り捲る。とりあえず、帰りがけにチューはしたが、オレのチ●コはそんなのでは納得しない。「今度、また誘ってね」って、言われたから絶対に次は体液交換をしてやる、とオレは誓った。
2度目の店外デートは以外にも早くチャンスがやってきた。一緒にランチを食べましょう、と西新宿のシティーホテルのロビーで待ち合わせした。2階のイタリアンレストランでも相変わらず、ワインだのアンティパストなど余計なものを注文しやがる。オレにもオマエを早く食わせろよ、このビッチ。
予想外に高い勘定の見ると、食後のダブルエスプレッソが余計に苦く感じるぞ。すると「ちょっと、休んでいかない」って、えっ、もう一回言って。オレにも神が舞い降りた瞬間を確信した。そういえば、ここのホテル、デイタイムの使用可でしたね。ナオミ、ありがとう。今まで使ってきたお金と時間がいよいよ今日報われるんだね。
予想通りナオミの身体はスゴかった。だから2時間で4回も発射できたのだろう。生でしたけど、念のため紳士のエチケットとして外出ししたオレってなんて礼儀正しいんだろうか。とにかくオレのチ●コはたいへん満足だったと聞いている。
1週間後、猛烈にアリの門渡りに鈍痛が走る。でもきっと気のせいだ。2週間後、タマキンが日に日に大きくなっていく。だた大きくなっていくだけならば、オレは嬉しいが凄く痛い。ようやく事の重大性に気付いたオレ、泌尿器科に飛び込んだ。中年の女医が大きく晴れ上がったタマキン見るなり、少し軽蔑の眼差しで、「副睾丸炎です。治療は長いですよ」って。目の前真っ暗。その日から3日おきにドでかい抗生物質の注射をケツに打たれてオレの生殖活動も暫くお休み。やってくれたなナオミ、お前がクラミジア持ちとはな。いつか、復習してやる。きっと…(いつかに続く)
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