「2戦ともに残念としかいいようのない結果になった。この悔しさは必ず返したい」と高橋助手は今秋のGI戦線での逆襲に燃える。
前走後は茨城県ミホ分場に放牧へ。そこで十分に鋭気を養って3日に札幌入りした。6日には早速、ダートコースで強めの追い切りを消化(5F70秒6)。フットワークも軽やかで体もすっきりとしている。
「牧場から乗り込んできたので仕上がりは悪くない。何より新潟2歳Sを勝っているように夏場はもともと得意なタイプ。あと1、2本追い切れば態勢は整うだろう」
高橋助手は青写真通りの調整過程に自信をのぞかせる。
今年に入ってGIで2着2回の実績があるものの、昨年9月の新潟2歳S以降、勝ち星から遠ざかっている。それだけに陣営も久々の勝利に気合が入る。
「GI2戦の内容なら初の古馬相手でも太刀打ちできると思う。あとは力のいる馬場をどう克服してくれるか。何とかここを勝って先につなげたい」
夏大好き娘が、今季は北の大地で大暴れをもくろむ。