“命がけアスリートSP”と銘打たれた今回の放送では、危険と隣り合わせの競技に身を置くゲストたちが各自エピソードを披露。番組MCの浜田雅功も思わず、「今日の連中怖い怖い」と口にしてしまうほどの“リアル”な内容は、当然視聴者からも大いに注目を集めると思われた。
しかし、ネット上を見ると、「OPでエルレが流れてる!」「今日のOPエルレで最高!」「タイムリーな選曲だ」といった、番組OPに関する声が多く挙がっている。普段ならゲストのトーク内容に言及する声がほとんどなのだが、なぜ、今放送ではOPにその注目の多くが集まったのだろうか。
知らない人のために一応説明させてもらうと、この“エルレ”とは、日本のロックバンドである「ELLEGARDEN」のことを指す言葉。ボーカル・細美武士を中心とした4人組の奏でるサウンドは、国内外から熱烈な支持を得ていたが、残念ながら2008年にその活動を休止していた。
しかし今月10日、ELLEGARDENは公式サイト上で突如その復活を高らかに宣言。約10年間沈黙を貫き続けてきたバンドの“ビッグサプライズ”は大きな反響を呼び、ツイッターのトレンドにも「ELLEGARDEN」・「エルレ」といった関連ワードが多数ランクインするなど、ネット上も喜びの声で溢れかえっていた。
バンドの今後に期待が高まっている現状を考えると、冒頭のOPで代表曲「Supernova」を約2分近くBGMとして流した今日の『ジャンクSPORTS』に、前述のような声が多く寄せられたのもある意味当然なのかもしれない。今後の選曲にも要注目といったところだ。
ちなみに、前回放送時(5月6日)におけるOPのBGMは約1分で、今回充てられた時間はその2倍。選曲を担当した番組スタッフにとって、今放送は“してやったり”といえる回であったのかもしれない。
文 / 柴田雅人