甲子園の土がメルカリに出品されていることを聞いた古市氏は「そもそも土っていります?、土ですよ、土。」とバッサリ。共演の西川貴教が「なんなんの、いやいや、でも甲子園といえばあこがれの場所ですし…」と反論する。
しかし、古市氏は「いや、でもその土も甲子園で生まれた土じゃなくて、どっかから持ってきた土でしょ、そんなの集めてどうするんだ」とツッコミ。これには西川が「夢がない」と吐き捨てる。
ここで東野幸治から、グラウンドを管理する阪神園芸から土が売り出されていることが紹介される。古市氏は「元々売ったりしてるわけですよね。それに甲子園自体も甲子園の土が入ったキーホルダーに入れて配布したりとか、結構土をフリーにこれまでも配ってるんで、ことさら今回のメルカリで騒がなくても良いんじゃないのかなと思う」と持論を展開する。
高野連が「誠に遺憾」と話していることを聞いた古市氏は、再び「だって別に土でしょ」とコメント。そのうえで、「買う方も恥ずかしいっていうか、それを買ってどうすんのってのはある」と指摘。これには西川と野沢直子も同調した。
なお、メルカリは出品禁止商品ではないため規制することはないとのこと。そして、犬塚浩弁護士は「古市さんにとってはただの土だが、他の人には神聖な土だという。どこで線引きするのかが難しいものについては規制が難しい」と説明。ネットオークションサイトが持つ問題点が、「甲子園の土」によって浮き彫りになった。
高校球児が泣きながら砂を集めて持ち帰る光景を見て、高校野球のわからない人は「あんなもの集めてどうするんだ」と思ってしまうこともあるだろう。また、一球場の土がそこまで「神聖なもの」なのかについても議論が分かれるところ。
しかし建前上、球児の夢が詰まった甲子園の土となっていれば、やはり自分で保管しておくことは当たり前のように思える。
これまで土を販売するケースはあったとしても、表には出てこなかったが、今回相次いでいることは、紛れもない事実。厳しい措置だが、高野連が出品を止めさせたいのであれば、今後、土の持ち帰り禁止を検討せざるを得ないだろう。