今期からスタートした、教育バラエティプログラム番組。しくじり学園に、しくじった経験があるタレント(先生)がやってきて、生徒に扮した芸人、タレントたちに熱弁をふるう。初回から2週にわたって教鞭を取ったのは、オリラジだ。デビューと同時にロケットダッシュになったふたりだが、天狗になった末に待ち受けていたのは、レギュラー0という地獄。やがて、藤森慎吾の“チャラ男”で再ブレイクしたが、そんな経験を踏まえて、ダメ人間から学ぶことこそ貴重な教材と結論づけ。中田が神がかり的な説得力で、生徒の心を打った。「負けてからビッグマウスになる勇気」。終盤で叫んだ中田に、生徒はスタンディングオベーション。本物の教師さながら、いや、それ以上の熱を帯びた中田に、番組は幸先いいスタートを切った。
●第2位「私のほうがCM持ってるから」(中村アン/TBS系『オールスター感謝祭‛14』10月4日)
改編期の名物生放送。今期もさまざまなハプニングがぼっ発したが、前半では、スポンサーのひとつである日清食品の次期CMタレントが、視聴者投票によって決定するという企画があった。今が旬のざわちん、中村アンなど、計4名の女性タレントがエントリーされたが、同時に、もっとも視聴者に支持されていないタレントも数字で表出された。不名誉な真実を突きつけられたのは、菊地亜美。その後も、出題されたすべてで中村に後塵を拝した菊地は、腹いせとばかりに中村を卑下。すると、ギロリと睨みつけた中村が、「私のほうがCM持ってるから」と一刀両断。ぐうの音も出ない菊地は、「CMじゃないとこで勝負するから」と反論したが、その表情はひきつっていた。
●第3位「グループにいろいろあると、キャラも変わるんです」(NEWS・手越祐也/日本テレビ系『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦』10月5日)
日テレ系の人気42番組が集まった4時間SP。後半の“お祭りバトル 自転車で橋を渡れ”では、細い橋の上を自転車に乗って誰が長く渡れるかを競った。ジャニーズからは、Hey!Say!JUMP・八乙女光、知念侑李、NEWS・手越、KAT-TUN・中丸雄一がエントリー。八乙女は走行前、同期の手越が好視聴率番組の『世界の果てまでイッテQ!』で、数々の難題をクリアする映像を観るたびに、「沸々としてる」とカミングアウト。続けて、デビュー時から“キャラ変”した違和感も口にした。これに手越は、「グループにいろいろあると、キャラも変わるんです」と悲しいワケを明かし、横に座っていた中丸が大きくうなずいた。NEWSは9人が4人に、KAT-TUNは6人が4人に減少した黒歴史があるだけに、残留組同士はその心がわかりあえるのだ。(伊藤由華)