◎アジアエクスプレス
○アトム
▲プレイアンドリアル
△ベルカント
重賞勝ち馬が牝馬のベルカント1頭…2歳チャンプを決める一戦にしては、実績面では明らかに物足りないメンバーとなった今年の朝日杯。ハイレベルだった先週の阪神JFと比較してもこの世代の牝高牡低が顕著だ。
かといって、唯一の重賞ウイナー・ベルカントに絶対的な信頼を置くのも不安がある。デビュー3戦、いずれもハナを譲らぬ快速ぶりで(1)(2)(1)。スプリント能力に関しては疑いようはないが、果たして最後に急坂が待ち受ける中山マイルを逃げ切ることができるのだろうか…いくら実績的に劣る牡馬相手とはいえそれほど甘くはない気がする。
ベルカントを包囲する牡馬陣から3頭をピックアップ。
一発の魅力は、ダートで破格の2連勝中のアジアエクスプレス。前走の勝ち時計は古馬1000万下レベルに達しており、潜在能力はかなりのものだ。芝スタートのダート戦でも置かれなかったことから、芝でも可能性は秘めている。
レコード決着となった東スポ杯で速い脚を長く使ってクビ差2着のプレイアンドリアルも有力候補。スピードを持続できる点、中山マイルにも適性がありそうだ。
デ杯2歳S(2着)から参戦のアトムは、阪神JFでのホウライアキコの敗戦でやや評価が落ちたものの、今週の追い切りでは、古馬OPをぶっちぎり迫力ある動きを披露。巻き返す力は十分ある。
【馬連】流し(6)軸→(1)(3)(13)
【3連単】フォーメーション(3)(6)(13)→(3)(6)(13)→(1)(3)(6)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。